~徒然だより~「お知らせ」
今年も因念寺に花園を!
今年も花まつりの季節がやってまいりました!
花まつりはお釈迦様(しゃかさま)の降誕生をお祝いする行事であります。
ゴータマ・シッダールタ(お釈迦様)は4月8日、ルンビニーの花園(はなぞの)でお生まれになられ、直後に立ち上がり七歩あるいて右手で天を、左手で地を指して「天上天下 唯我独尊 三界皆苦 吾当安此」と仰せになった。その時天からは甘く心地よい甘露(かんろ)の雨が降り注ぎ、花園の花は咲き誇(ほこ)り芳(かぐ)わしい香りを放ちました。そしてすべてのものが涙して慶び祝福(しゅくふく)しました。と伝わっています。
このような伝承から、因念寺でも花園を作りたいと三年ほど前より、お花のお供えを呼び掛けて、お供えいただいたお花で花園を作り、お釈迦様の降誕生をお祝いすると共に、「天上天下 唯我独尊 三界皆苦 吾当安此」(私はすべての生きとし生けるものの苦しみを除き安らぎを与える法を説く尊い存在となる)と誓われたお言葉を味わってまいりました。お供えいただいたお花は当日、ご自宅のお仏壇にお供えできるようにと仏華を作っています。
今年も五日より、境内にお花をお供えできるように花御堂(はなみどう)を設置いたしましたので、お花のお供えのご協力をお願いいたします!当日の参加も大歓迎です!
1日目の様子
【なんで花園?】
お釈迦様は今から2500年以上も前に、シャーキヤ族(釈迦族)の王子としてご誕生されたのですがご誕生の時に、、、、
お母さんが里帰り出産のため現在のネパールの実家へ帰っておられるときに産気づき、近くのオアシスへ急遽立ち寄りました。
そこは花が咲き誇るこの上ないほどきれいな花園だったのです。そこでお釈迦様はご誕生され、生れてすぐ各方向へ七歩歩き天と地を指さして有名な「天上天下唯我独尊」と言われたのです。
いまではこの言葉だけが独り歩きして「この世で一番俺が偉い」などと使われたりもしますが、実は下の句で「三界皆苦 吾当安之」と言われています。
お釈迦様は偉いと言われたのではなく、「尊い」尊いものになると言われたのです。それは下の句で「すべての衆生の苦しみを除く教えを説くものとなる」とさらに続けておられます。「三界皆苦吾当安此」と続く文が重要で、すべての生き物が涙を流し、天からは甘露の雨が降って祝福された理由なのです。そのことについては9日の日にでも。
花御堂もいいのですが、多くの方にお花をお供えいただき、花園を作りたい!
その思いで令和4年より花園作りを始めました。
過去の花園は記事の最後に、過去の花まつりの記事のURLを載せていますのでそちらからご覧ください。
↑令和5年の花園↑
そして当日はその花園のお花で仏花を生けたいと思っています。
生けた仏花はご自宅の仏壇や玄関に飾って、花をみながら甘茶をのみながら、ご家族ご友人と仏様のお話をしていただけたらと思っております。
【お花のお供えについて】
7時~17時頃
・お寺への声掛けは必要ありません。
分からない時はインターホンを押してください。
(ただ、お供えしていただいた方を知りたいので、お参りの時などに お供えしましたよ と教えてくださるとうれしいです。)
・お花は空いている牛乳パックに水を入れてお供えください。
水道は左手にあります。ハサミもご自由にお使いください。
・お庭に咲いたもの・購入されたもの、なんでも構いません。
雑草もお花と同じ命です。
・車でお越しの際は近隣住宅前に停めず、お寺の門に乗り上げて停めるか、ロープを外して臨時駐車場にお停めください。
・本堂の阿弥陀様にも一緒に合掌・礼拝ください。
お花のお供えがなくても大丈夫です。
・缶の中に甘茶のティーパックがありますので、ぜひともお持ち帰りください。
なんともいえない甘みをご堪能ください。。。
砂糖は入っていませんよ!茶葉本来のあまみです。
皆様のご協力をお願いいたします。
4月9日お昼2時より
・お勤め5分
・お話5分
・甘茶とケーキでお祝い
・仏華(花束作り)
・解散
だれでもお参りください!
参加費無料
~近くのお寺さん情報~
因念寺前の道を北野田駅方面に向かうと旭照寺(きょくしょうじ)さんがあります。
旭照寺さんでは4月8日にはなまつりがあります。
旭照寺さんではイベントや子供が楽しめるゲームなどがあります!
↓旭照寺HP↓
↓因念寺 花まつり案内↓
令和6年 光雲3月号.pdf (1.12MB)
↓令和5年の様子↓
https://innenji.jp/info/5468656
↓令和4年の様子↓
https://innenji.jp/info/4493261