~徒然だより~「お知らせ」
2021 / 07 / 18 15:12
花手水はじめました。
花手水(はなちょうず)
手水に花を浮かべたもので、昨年新型コロナウイルス感染防止のため、お参り前の手や口のお清め控えるお寺・神社が増えたことから、一気に全国に広がったみたいです。
因念寺には宝暦12年(1762)に因念寺の前身とされる辻堂が建立され、その時の手水鉢があります。
因念寺では特に手を清めたりする事はないですが、水琴窟の音と共に水の美しさを楽しませていただけます。
先日、若坊守がテレビで花手水を見たらしく、いま手を洗う時は屋内の手洗い場で石けんを使って洗うから、手水鉢って使ってないよね、
せっかくの因念寺の歴史ある手水鉢だし、井戸水で綺麗だからやってみる!と言って始めました!!!
なにより、御門徒の方がお花を御供えしてくださるので、仏様に御供えし生け替える時、もう少しお花を飾っておきたいという思いがあったようです。
たまに!!行なうようです。よかったら門の柵を開けて入って見てください。
もし!!枯れて、水が濁り、腐海が生まれ始めていても若院を思い出しながらそれはそれで楽しんでください。
仏様に御供えした花を浮かべていますので中々日持ちがしませんし、朽ちる姿も花の美しさかと思います。
この前、手水鉢に腐海(ナウシカで出てくる・ふかい)を生み出してしまった時、よく見ると汚れは下に溜まって水の中でゆれる森みたいで綺麗だな~と思いました。
汚れている水も清んだ水も一緒の水だと。ただ私が水の価値を決めてしまうという言葉を思い出しました。
本堂の縁に座りながら、大香爐の香りと水琴履の音と花手水を味わって下さい。
蚊も一緒にいますがね、、、なるべく叩かずに払ってあげてください。叩く音が苦手で、、、、
たまに!!行なうようです。笑
ホームページ内の「供香・仏花・日記」にも写真を載せていく予定です。