~徒然だより~「お知らせ」

2024 / 02 / 29  18:06

【千鳥ヶ淵全戦没者追悼法要・平和の鐘】の様子 令和5年9月18日

「千鳥ヶ淵全戦没者追悼法要・平和の鐘」

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「世界が平和でありますように、恥ずかしい願いでしょうか」

 ひととき、感謝の思いと戦争の悲しみを胸に、

 手を合わす時間となりますように。

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東京の墓苑で行われる法要のライブ配信を因念寺本堂で参拝しました。

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光雲8月号でも書いたのですが、

恐怖きょうふしょうじたから武器ぶきをもったのではない。

 

武器(ぶき)()ったから恐怖(きょうふ)()まれたのである。

 

釈尊(しゃくそん)

 

 西本願寺が東京の千鳥ヶ淵全戦没者墓苑(ちどりがふちぜんせんぼつしゃぼえん)で勤おめされている追悼法要(ついとうほうよう)の様子を二年ほど前より、因念寺本堂でライブ配信を参拝しています。追悼法要は今年で四十三回目になり、前住職は勧学寮(かんがくりょう)の代表として参拝されておりました。

 

浄土真宗は仏教だから戦争に関係ないと思われることもあるのですが、戦時中はお経や親鸞聖人が書かれた書物において、天皇や戦いに否定的な文章が黒く塗りつぶされ、法話も仏教的な話は規制されたそうです。因念寺第三代住職の恵空(えくう)師も出兵されたと聞いております。

 


ある住職が、ご門徒の方が出兵されるとき、決して人を殺してはならない、空鉄砲を打ち逃げろ、必ず帰ってこいと言うなど、多くの僧侶や念仏者が非国民として幽閉されたそうです。

 

一九九五(平成七)年四月十五日に本願寺で厳修された「終戦五十周年全戦没者総追悼法要」に際してのご親教(しんきょう)でご門主(もんしゅ)は、「宗祖(しゅうそ)の教えに背き、仏法(ぶっぽう)の名において戦争に積極的に協力して いった過去の事実を、仏祖(ぶっそ)の御前に慚愧(ざんぎ)せずにはおれません」と、宗門の戦争にかかる責任を明らかにされ、平和を求める念仏者としての決意を表明されました。

 

 詳しくは別紙を記事の最後の本願寺HPをご覧ください。

 

東京の墓苑からのライブ配信を因念寺の本堂にテレビを置いて参拝し、

宗門(しゅうもん)関係学校生徒作文表彰式・朗読】次世代を担う青少年に、本法要の趣旨である平和について考えてもらうため、浄土真宗本願寺派の関係学校から「いのちの尊さ」「非戦・平和の大切さ」をテーマとした作文を募集し、最優秀作文・優秀作文(中学生の部・高校生の部)が選ばれ、表彰式・朗読を聞きました。

 

 

【「平和宣言」「平和の鐘」】

 

恒久平和への願いを新たにするため、「平和宣言」を行い、「平和の鐘」を撞きます。「讃佛偈(さんぶつげ)」に「響流十方(こうるうじっぽう)」とお示しのように、仏の教えが十方に響き渡ることの願い

 

から、寺院において仏法を伝える大切なものとされる鐘の響きと、力強い「平和宣言」によって、平和への誓いと願いを新たにします。

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今年は感染症の分類が下がった為、沢山のお参りと僧侶がお勤めをされていました。

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また今年も学生の作文を聞き、戦争は私に無関係ではなかったと思わせていただきました。

浄土真宗では祈ることはしませんが、世界の平和を願い誰かの為を思うことはとても大切なことであると思います。大切なことを思わなかった私が、お念仏の教えによって思わせていただき、私にできることがなにかないだろうかと変えられていく。私の味わいですが、お念仏の教えが伝えてくださった一つの幸せであります。戦争が自分と無関係と言えるでしょうか。ひととき、感謝の思いと戦争の悲しみを胸に、手を合わす時間となりました。

来年も9月18日に因念寺本堂にて予定をしております。

ご自分のスマホからでもご参拝いただけますように。

 

 

 

↓追悼法要案内 寺報「光雲8月号」↓

pdf 令和5年 光雲8月号.pdf (1.03MB)

 

↓本願寺「「千鳥ヶ淵全戦没者追悼法要・平和の鐘」のHP↓

https://www.hongwanji.or.jp/news/cat5/002131.html

 

↓因念寺の昨年の様子↓

https://innenji.jp/info/4767785

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